微妙に睡眠不足。
 そのままHMV渋谷店に。
 MTVの駆け出しアーティストを取り上げる番組の公開録画に奥華子さんが出演。
 会場はいつもインストアライブを行う場所。
 少し早めに着いたので雑誌を立ち読み。
 東京のタウン誌というか、東京に居る人たちを取材した雑誌がこれほどあるとは。
この取材姿勢は面白い。
 イベントライブが始まった。最初は別のラップ系バンドの「ライムライト」・・・
華ちゃんファンとは未知との遭遇だったらしく、観客のノリなどがいつもと違っていてかなり大変そうだった。
 華ちゃん登場。TV録画という事でかなり緊張。MCも飛ばしてた。
出だしは多少危なっかしさを感じたけれど、しっかりステージを終えた。
 
 つんしゃんやA・Kさん達と余韻に浸りたいところだったが、時間がないので先に撤収。
ON AIR CRESTに移動。奥井亜紀のワンマンライブ「うたの素 Vol.12 ハルハヤテ壱番」
アルバム「トキノマニ」「DENIMUM」「cyclong」からの選曲が殆どだけど、アメージンググレースのカバーがあったり。
亜紀さんのアメージンググレースはパワーがあった。
ゲストはギタリストの長田進さん。アルバム「cyclong」をプロデュースした人。
 
 ライブは良かったのだが、空調のためか妙にスイマーがやってきて大変だった。
ライブ後、先行発売のチケットを購入。
 ご飯茶碗が割れてしまったので、また丼でご飯を食べる日々に。
 にしんさんから頂いた木椀で味噌汁をズルズル。
 
 ボランティア研修の案内とともに『救急技能認定証(自動体外式除細動器業務従事者)』が届いた。
 これで、緊急のときにはAEDの使用を試みられる。
尤も、簡単な操作とはいえ、そのときにキチンとできるか判らないのでいつも手にしているカバンの中にマニュアルを忍ばせているのだけれど。
 試されるときが来なければいいのだけれど・・・
 
 
 割れた。割れてしまった。
 
 まさか買って4日目に割れてしまうとは。
週末に買った砥部焼のごはん茶碗があっけなく割れた。
茶碗の上に今まで使ってきた丼を落としてしまい、大きな塊1つと小さな塊3つに。
粉々になっていないので金継でもすれば何とかなりそうだが、購入価格の倍はしそうだ。
問題なのは、割れたことそのものよりも、茶碗が割れてしまったことに対してそれほど動揺していない自分。
 
 
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0602/07/news066.html
 色々あるが、彼等の事を忘れてはならない。
 この状況でも維持している技術力と胆力たるや凄いと思う。
 遠くから彼等に中島みゆきの「忘れてはいけない」を捧げる。
 
 
 カナダへ1年間ワーホリに出かけるにしんさんの壮行会を催した。
柏の味乃蔵[>http://www.hotpepper.jp/s/H000019715/top.html]という店。
錦糸町の中華料理屋とどちらがいいか訪ねたら、にしんさんにとって近場ということでこちらに。
昨日の内に決めておけば、ぶりしゃぶコースが予約できたのだけど、仕方ない。
しかし通常メニューもそれぞれ美味しかったので満足。
出発直前の状況やワーホリ先の話、彼女の知人の話などを聞いた。
知人が多いためかこのところ毎日飲み会が続いているらしい。
準備もあるし大変だ。

カナダか・・・改めて考えるとほとんど何もしらない事に気が付く。
中学校の頃の地理レベルじゃお話にならない。
ここ最近、最もカナダな体験は「カナディアンワールド」だったりするところからして。
実はにしんさんもまだ地理も含めて事前学習が足りてなさそう。
大丈夫なんだろうか・・・大丈夫なんだろうなぁ・・・
 カルチャースクールの先生が、今日、記者会見に臨むという話を聞いていたのだけれど、果たして・・・
 
 マルエツに寄って食材を求める。
惣菜コーナーに関東では珍しいものが置いてあった。
 
 『紅生姜のテンプラ』
 
 関西では普通に食べていると聞いたのだが。
尤も、関西では紅生姜天と言ったら、天ぷら粉を付けて揚げるものだけでなく、厚揚げも指すらしい。
実際、心斎橋筋にある厚揚げ屋で「紅生姜天」を購入した事がある。
マルエツにあったのは天麩羅の方だった。
大きな紅生姜をスライスし、揚げたもの。
つい買ってしまった。
 
 
 先日買ったアルバム「鈴木祥子」は素晴らしい。
その歌声を聴いていると、生きている事の素晴らしさを信じ、「今日は死ぬには良い日だ」と笑顔で臨めそうな気になる。
 
 『あの古い病院であたし、生まれたんだ、
  そこでお姉ちゃんが死んだんだ。
  涙がでなかったんだ、すごく、突然だから。
  あなたがいてくれたから、ぜんぶ、
  取り戻した。
  
  ここからは、もうだいじょうぶ、
  ひとりでいくよ、さよなら。』
 
     (鈴木祥子:「道」)
 
 どうも体調が悪い。
どうにか定時まで頑張ったけれど、作業効率が悪くて全然進まなかった。
年休を取った方が良かったか。
 パウエルのライブは断念。
 ヘロヘロな状態で家に戻ると、郵便受けに1枚の葉書が。
階段を登りながら読んで呆然とする。
 
 たまははきの親父さんが既に亡くなっていた事を報せる内容だった。
 
 そこに記された遺志はあまりに当人らしい『けり』のつけ方で。
天晴れというしかないけれど、でも・・・少し・・・ひどいなぁ。
これじゃ、カナシメナイ・・・
 昨日、つい漏らしてしまったために早速さつきさんに発見されてしまった(がく。
ということで、まいみく。よろしくお願いします。
 
 リヴェンデルのニューアルバム「エオリアン」の通販を申し込んだ。
キャッシュが心もとないが、いずれ買うのだからと送料無料となる2枚分。
 
 マルエツに寄って、オリジナルブランド「FOODeX」が扱っている福島米「ミルキークイーン」を購入。
新潟コシヒカリより安く、お弁当に利用するならばこれがコストパフォーマンス的にも最適かなぁと。
 
 大井さんから電話。ナリンさんの日記にもあったが、今日から夏コミのサークル参加申込みが開始された。
前に漏らしたように、参加について少し躊躇している点がある。作品の発表の場を求めての参加ではない。
10回以上参加してきた『遊茶会』というサークルの継続参加そのものが目的化しつつある気がして。
それでも折角だからと説得された。7.5K円は厳しいけど。
 
 雪の予感。
 本当は今日はボランティア研修の事前準備の手伝いをする予定だった。
問題は会場と時間の正確な情報がなかったこと。
会場はいつもの場所だろう。時間は・・・お昼過ぎでも大丈夫かしらん・・・と思っていたら、同じ班の人から電話。
どうやら彼女のところには情報が載っている葉書が届いていたらしい。
10時から始まる予定らしかった(汗。
それよりも問題は彼女がビルの前で立ち往生していること。
どの入り口も閉鎖してあって入れない。事務所に電話しても反応がない。
そこで私は自分の部屋を発掘して担当者のケータイ番号を発見して伝えたところ・・・昨日で終了していたらしい。
我々が今日手伝いに行くという連絡が行っていなかったため、昨日で終わった事が伝わらなかった。
なんとも。。。
 
 そんな感じでいきなり午後の予定がスパッと空いた。
そういえば、mixiの砥部焼コミュで銀座松屋で砥部焼フェアをやっているという情報があった。
[>http://www.matsuya.com/ginza/topics/0206e_tobeyaki/index.html]
鈴木祥子コミュに山野楽器でアルバム『鈴木祥子』を買うとインストアライブの招待券が貰えるという情報も。
村@GINZAにも今年になってから行っていないし・・・出かけるか。
折角、村に行くなら一人より二人がいい。そこで、織坂さんにメール。
14時に有楽町駅で待ち合わせ。
 
 まずは山野楽器に・・・どこだっけ?朧げな記憶しかなくて織坂さんに場所を教えてもらった。
木村屋を目指せば良かったのか。無事にCDを購入し、インストアライブ招待券も入手。
 松屋銀座に入ったのは久々。エレベータで8階大催事場に。
砥部焼フェアのアンケートに答えたらいよかん2個を貰った。
砥部焼を最初に買ったのは新潟の民芸品やだったかしらん。
そのときは砥部焼と知らずに手にしていた。素朴さが好きで愛用している。
砥部焼には興味がないだろう織坂さんを待たせては悪いとパッと見て回った。
 実は持っていなかったごはん茶碗を購入。
自宅では久が原寮の食堂で使用していた食器を久が原寮の形見として譲り受けて使いつづけている。
なんでも使える丼でご飯も食べていた。まあ、いい機会だ。
 村に向かう途中、織坂さんに「買った茶碗、いつ使うの?」と言われた。
自炊しない人だと思われているという前の段階、いつも那須やらどこかに出張して自宅にいない人という誤った認識が〜!(あせ
確かに年に4ヶ月ぐらい那須に行っていた事もあるし、三沢、松島、築城と長期出張もあったけれど・・・(がく。
気が付くと、ある約束が締結されていた。がう。
 
 並木通りは東京電力の前を通って直のビルの地下に「HOKKAIDOミルク村 GINZA店」がある。
初めて入るにはちと怪しいかしらん。
 中には2組のカップルと1組の団体さんが。団体さんは如何にもオフ会かサークルメンバーという雰囲気。
割と繁盛している様子で安心した。直に撤退してしまうのかと騒いでいたのだから。
 織坂さんには漠然としたことしか伝えていなかったので、店長さんにリキュールの種類やシステムなどを説明して貰った。
沢山のメニューに圧倒されたようす。ブランデー、どんぐりなど6種類を注文。
早速、アイスクリーム登場。北海道から空輸された搾りたて牛乳で作っているからこれだけでも美味しい。
スプーンですくった上からリキュールを数滴垂らして頂くと違う世界が開ける。
織坂さんも気に入ってくれたようだ。
 
 場所を一気に変えて池袋に。
都区内フリーパスを買っておいて良かった。
ここで織坂さんの知り合いと合流し、3人ですき焼きを食べた。
「野郎の偏った食生活を修正してやる!」という趣旨で野菜を彼に食べさせるのが目的。
久々にがっつり肉を食べた。
織坂さんはFF11のバトルがあるということで池袋駅で解散。
 
 昼間も寒かったが、夜の冷え込みは更に厳しい。
立春を過ぎての典型的な冷え込みだ。
寒さに怯んだが、それでも荻窪駅に。
 新星堂本社の前を通り、ライブハウス「ROOSTER NORTHSIDE」に。
ソーイングマシーン ノットアローンのライブを見るために。
階段を降りて、透明なドア越しに中の様子を探る。
他のバンドの演奏中は入らない方がいいと思ったので。
演奏ではなくMC中だったので入る事に。
と、正面に見たことのある人が!
 私がソーイングマシーンを知るきっかけを作ってくれたサツキさんだ。
中に入って隣の席に座ると目の前にはマンボーさんが。
どうしたんだ。
永井さんと宇野さんが演奏するわけで、これであと一人いれば往年のソーイングマシーンの面子が揃う。
逆に言えば、アローンでないからサツキさんとマンボーさんもやって来たのかも。
とまれ、久々。懐かしい。
ぱぷりかのその後について伝える。
今はメンバーが一部変わって、よりアコースティックなプラグデイジーというバンドとして活動していると。
 
 永井さん達の演奏が始まった。

1.いつか、どこかで
2.掃除婦のザジ
3.ノスタルジア(カバー)
4.トンズラ
5.もだん・ふぁんたじぃ
6.メインストリートの青
7.Soul Star
アンコール
 
 ノットアローンとしては2回目。前回よりもまとまりが出てきた。
注目のSoul Starはアローン時よりもテンポが早くなっていて、それによって醸し出されるものがアローンのものとは違う魅力を出しつつあった。
当人達が意識してのものかはちょっと判らないけれど、この方向でいいんじゃないかな。
いい演奏だった。まさかアンコールが起こるとは。
 
アンケートを書いたり、おもわずmixiの事を嘴ってしまったりしたときに店に入る人が・・・!
3年前にソーイングマシーンが活動停止して以来始めてメンバー一同が会した瞬間だった。
寒さにめげずに観に来て良かった。
 早起きしてシナリオ参加。
ほんわかシナリオっぽいので、楽にキャラが立ちそう。
 
 今日は寒いという話だったので家で過ごす事に。
眼鏡の度が合わなくなってきているのか、それともドライアイか。
ここ最近、非常に目が疲れやすくなっている。
ほとんどの情報を視覚に寄って得ているため、「目を閉じること=情報遮断」になる。
日常、余りにも多種多量の情報を受けているため、それが当たり前になり、軽い精神依存になっていたりする。
情報依存症気味だから、情報を遮断するのに労力を伴う。
目を閉じればいいだけなのに、それを維持できない。
現代においての入浴や座禅の素晴らしさは情報を強制遮断するところにある気がする。
そうやって目を瞑り、意識を揺蕩わせると昔の事を思い出したり、物語が生まれたり・・・
 
 たまははき繋がりの知人の結婚祝があったのだが、参加問い合わせの返信を出し忘れて参加できないという失態を演じた。
こういうポカで繋がりを無くすんだよなぁ・・・(がく。
 
 体と心が睡眠を求めているので睡眠をよく取った一日だった。
 カシム・キリングのリプレイ完成メールが届いた。
シリーズシナリオの初回としてはこんなものか。
自分の立ち位置をプレイングの形で宣言できたので後は楽に動ける。
 
節分ということで、池上駅近くでは本門寺の節分式の看板が掲げられ、コンビニや京樽などでは便乗商法で巻き寿司が売られている。
 
 身分証明書の更新時期が近づいているので書類を用意するようにという通達があった。
う〜ん、面倒だ。前回申請時以降の渡航履歴となるとトルコへの日食ツアーから書かなければならなくなる。
それよりも友人欄だ。前回、お願いした友人に再度お願いするかそれとも‥‥。
 
 体調不良と財布が寂しいのでライブを観に行くのを断念。昨日の別のライブも観にいけなかった。
 
 帰宅途中、どこからか叫ぶ子供の声。何事?と思ったら、豆まきの掛け声だった。
交通量が一時的に減った第1京浜の向こうから。なんだか妙に新鮮に感じた。
それぐらいこの手の行事から離れた生活を過ごしてきているのだろう。
実際、豆まきなんて実家に居た時しかしていない。
となれば、もう何年も私の中にはないものということになる。
 
 織坂さんからオフ会のお誘いを受けたのだが、当日はボランティア研修の修了式。
面白そうなオフ会なだけに後ろ髪引かれるがお断りの返事。
 ギリギリまで迷っていたが、AFOの江戸のシナリオに参加。
ジャパンのPCは余り遊ばないつもりだったのだが。
やることは‥‥というよりやれることは決まっているのでサクサクと書いて送信。
 
 野田幹子MLのオフ会のお誘いがあった。
しかしその日は既に予定が入っている。
久々のオフ会なので参加したいのだけれど‥‥残念だ。
っていうか、その前に1月11日に発売されたアルバム「私の歩き方」を買うべきだろう(汗。
定時に会社をでて、自宅に駆けつける。
NHKの「みんなのうた」[>http://www.nhk.or.jp/minna/]を観るため。
そんなのビデオ録画しておけば・・・という話があるが、朝の放送分を予約しておいたら国会中継だった。
放送初日に見たいと思うのはファン心理だろう。
19時50分、番組が始まった。
『恋つぼみ』
奥 華子さんの歌が流れた。
映像は「ななみちゃん」というアニメのキャラデザの稲葉卓也さんによるアニメーション。
 女の子と白熊の物語。
 女の子は汽車に乗り、白熊は立ち竦んで見送るだけ。
 はなればなれになってしまった二人。
 結露した車窓に描かれた二人の絵。
 白熊の絵の左眼から露が滴り落ちる。
 
 てっきり女の子の方に感情の比重が掛かるのかと思っていた。
実際は逆で白熊に視点が置かれている。
 
 
「evi-night vol.1 @ 初台DOORS」のダリエガーデンに措ける先行申し込みに申し込んだ。
抽選になりそうだけれど受かればいいなぁ。
 TEPCOひかりの「替え歌グランプリ」[>http://www.kaeuta.jp/index.html]の投稿最終日。
いつものプレイングと同様、締め切りギリギリに2つのコースに応募。
ベタなものだけれど、まぁ「投稿することに意義がある」と慰めて申請。
 
 
ソウルカラー占い[http://www.walkerplus.com/uranai/soul-uranai/what_soulcolor.html]が織坂さんのところで紹介されていたのでやってみた。
 
シンキングカラー :マゼンダ
スリーピングカラー:マゼンダ
ムービングカラー :オレンジ
 
 偶にスーパーに行くとつい値引き品に引っかかってしまう。
安いからとばかりに買い込んで、後でそれを処理するための自炊になってしまったり。
高価なものの衝動買いよりもこの手の安いものの衝動買いの方が多い。
 まだ食べ物だからきちんと食べればいいのだけれど、これが雑貨や家電小物だったりすると始末が悪い。
滅多に使わないだろう石鹸やアロマ系の品、予備のマウスやケーブルなど。
職場では在庫管理だ、棚卸削減だという言葉が飛び交っているというのに自宅ではさっぱりというのは喜劇的だ。
今更ながら超整理法で処分すべきなのだろう。
 処分といえば、悩むのはMT時代の手紙類。
交流誌も含めればダンボール1箱分にはなる。
去年の引越し時は手をつける時間が無かったのでそのまま持ち込んだのだが。
個人情報保護云々が騒がれる前の大らかな時代の名残。
PLの氏名と住所が記載されている名簿や個々人とやり取りした手紙など。
 ほんの10年ほど前は性善説で生きられた。
今は性悪説で生きる事を強いられる自己責任の時代。
人を疑う事が常識で、疑わずに酷い目に遭った者は馬鹿者呼ばわりされる。
行き着くところは相互監視社会だ。
そういう今を照射するものとしてこのダンボール箱はあるのかも知れない。
行き着くところではなく、今あるところが既にそうではないのかと。
 清澄白河駅を出たのは16時。
道案内に従ってしばらくあるいて東京都現代美術館に。
『MOTアニュアル2006 No Border - 「日本画」から/「日本画」へ』を観に来た。
 エスカレータで企画展示室の3階に上がってすぐに松井冬子さんの作品が目に飛び込む。
象が揺蕩っているのか、沈み込もうとしているのか・・そんな作品。
この展示会では7名の作品がエリア分けして展示されている。
観覧に来た人が最初に見るのが彼女の作品になる。
必要以上に光量を落とした小部屋に幽霊画が展示されてある。
作品保存にしては暗すぎるので、幽霊に引っ掛けた演出なのだろう。
どのように描いたかを想像するとその高い技術に恐れ入る。
が、描かれている内容はそれほどインパクトはない。
それは私が綺朔ちいこさんの作品などに触れているからだろうか。
一線を超えてしまったものと比較しては怒られるだろうが。
どことなく頭で描いている感じがした。見事だけどヤバくない。
「日本画」を考えるのが目的の展示会だから、こういう視点の批評は卑怯か。
 次は篠塚聖哉さんの作品。紙に日本画の顔料を使って描かれた作品は阿蘇などの火山をモチーフにした作品。
色と風景イメージが混ざり合った作品は観ていて心地いい。
個々の作品を観るより、これらの作品が飾られている空間にいる事を愉しむような。
通常サイズのモニター画面にシネスコサイズの映画を映したように上下を無地にしている。
逆に言えば、この構成は「TV画面よりも映画画面は視野角がワイドである」という常識を観客に参照させてワイドさを感じさせる記号。
 次は町田久美さんの作品。エリアに入ると目の前に「深夜帯」という作品が目に飛び込む。
町田さんの作品はさらっと見るとそのまま通り過ぎてしまう。しかし、間違って一度足を止めると「見えてしまう」。
大福やマシュマロを口に無理矢理詰め込まれて窒息死するような。テンピュール素材で圧迫死するような。
大気の底で蠢いている私達が突然空気の粘度を感じ、絡みつき、入り込み、押しつぶそうとしているのに気付いてしまったような。
 長沢明さんの作品はトラを描いたもの。号数の大きな作品が5点。タイガーではなくトラ。「トラ=ケモノ=ヒト」。
残虐ではなくカワイイ。どことなくセクシャルなものや幼児性を感じる。
 吉田有紀さんの作品は如何にもコンテンポラリーな抽象絵画。3点展示されているのだが、1つ樹脂を混ぜて塗ってある作品は背景が黒のため、周囲が微妙に写りこむ。
写りこみを踏まえて見る位置を決めると、青黄赤のグルグルが見える。遠くから望むもの。
 三瀬夏之介さんの作品は「箱庭」だ。何人もの登場人物が至る所で作業をしている秘密基地の絵本を思い起こす。
富士山や街などをコラージュし、細かく色々と描いたり書いたり。「電線」が気になった。そして十字の象徴。
 天明屋尚さんの作品はパロディ。そしてセルフプロデュース。
トレーシングペーパーに鉛筆で描かれた作品は「トリビアの泉」の「そこまでするか」な映像と同じものを感じた。つまりCX的?
九尾の狐と麒麟を人を乗せるものにしたのはバイクのパロディかしらん。
 
 さらっと観た感想としては「日本画」を描くのではなく「日本画」で描くという感じか。
『戯れ』を感じる作品が多い気がする。言葉を変えれば『自閉』。
それは大いに時代背景を映し出しているのかもしれない。
っと、また展示会の趣旨に合わない見方をしているな。
 
 閉館時間になったので追い出される。
美術館から清澄白河駅までの道程の途中にある「実用洋食 七福」[>http://www.kanshin.jp/rojiura/index.php3?mode=keyword&;id=318947]という飲食店に入った。
実用洋食、転じて定食か。私と同様に名前に惹かれた観光客が相席して犇いている。
観光駄菓子市場で駄菓子を買いあさる観光客みたいな〜。
 サービスランチを注文。オムレツ、エビフライ、かにクリームコロッケそして鶏のから揚げが皿に盛られたものが出てきた。
エビフライを齧ると予想外の薫りが。コロッケと同じ油で揚げたため、コロッケの薫りが衣に付いている。変に懐かしい薫り。
それぞれそれなりに美味しかったのだが・・・ご飯が不味かった。お客が詰め掛けたためによく冷やさずに急速炊きしたのだろうか。
というか、そうなのだろう。じゃないと、これは許されない。
 
 まだ早い時間なので常連渦巻く「いざかや」に行こうと思ったが、サイトをチェックしたところ20時半まで貸切だそうだ。
1時間時間を潰す体力がない事に気付き、計画を取りやめた。
 朝まで生TVを見た。
 気になったのは、経済ジャーナリストの発言。
「暴力団関係の資金が著名なIT企業数社に流れている。」
ライブドアに対しての発言の中にあったのだが、聞き逃せない。
それが本当ならば、ヤバイのはネットビジネス業界全体ということになるのでは?
切れる人の発言は鋭く面白かったが、中にはネット社会に対するフォビュアでキレる人もいた。
 
 昼間、腸の調子が悪く、外出できず。
 
 深夜、TBSのCDTVを見た。
奥華子さんの「魔法の人」は見事40位だった。
 今も放送しているのだろうか?
CX系で深夜放送されていた「ニューデザインパラダイス」。
日常よく見かける品をデザイナーが新たにデザインすることで全くなかったもの、みえなかったものが現れる。
この番組を見てデザインの力を知った。
 
 夜、久々に光屋に寄った。
晩酌用の日本酒を一升瓶で買うために。
晩酌用なので2K円以下のものが並んでいる棚に向かい、物色。
 
  ・
  ・
  ・
 
 「ナンジャコリャ〜!!」
 
 そこには馴染みの銘柄だけれど全く違う(ように見える)ものがあった。
新潟は和島村、久須美酒造の「清泉」。
私が学生時代、初めて買った酒がこれ。
まだ「夏子の酒」で有名になるまえのこと。
 
一昨年の水害と震災でボロボロになってしまい、下手をすると廃業か?と心配していた醸造所だった。
そこが今期から下記のようなラベルと包装を始めた。
http://www.abetaya.com/hp/kusumi/kusumi.html
 
 これにはビックリだ。
同じ新潟の上原酒造の「越後鶴亀」も蔵元が芸術家故に凝ったラベルなのだが、
まさか清泉がこう来るとは!
心機一転と再生を願ってのものだと思う。
包装紙に包まった一升瓶は洒落ている。
これを片手に街中を歩くのが愉しくなるような。
日本酒の包装紙に新たな視点が登場した。
 夕方、FMのNACK5を聴取した。
奥華子さんがゲスト出演。
本当なら会場に駆けつけたかったのだが、流石にそのために早退は出来ない。
ということでラジオを聴くことに。
この内容は以下のサイトに期間限定でアップされている。
歌だけでは判らない天然なMCから彼女の人格が浮かび上がってくる。
http://www.nack5.co.jp/hithit.com/zone/shooting.html
 
 しかし、ポータブルラジオの調子が悪い。
イヤホンケーブルが断線しかけている。
これだけ修理ってできないかしら。
修理に出すより買った方が安い可能性があるんだよなぁ。
ケーブルだけで捨てるのは余りに勿体無いんだけど。
 久々のカルチャースクール。
 今日はいつもと違って焼き物ではなく硯の話。
 
 丁度、東京国立博物館の平成館で催されている『特別展「書の至宝−日本と中国」』に掛けてとのこと。
中世中国の支配層は文人であったため硯を、対して同時代の中世日本の支配層は武人であったため剣を権威の象徴としていた。
つまり、硯は文人の世界のもの。
 そんな文人にとっての望ましい生活は世の雑事を避けて隠遁し、静かに清潔な環境で書や詩に親しむ生活だった。<『明窓浄机』
 そのような理想的な生活のアイテム且つ象徴として筆墨硯紙を「文房四宝」といい、これらに対する愛着が文房を見て愉しむ「文房清玩」という趣向を生み出した。
 古くて曰くのある硯は残っていないが、硯譜という硯の拓本(宋代の文人から始まる)が伝えられている。
 
 「鋒鋩が立つ」ものがよい硯だと言われる。硯は墨を磨る墨堂(陸・岡・丘)と墨液を溜める墨地に機能的に分かれるが、墨堂が触って判らないけれど下ろし金のようになっているものを意味しているようだ。その墨の磨りやすさは「熱釜熔蝋」と比喩される。
 有名な硯としては、広東省の端州の石で作られた「端渓硯」があり、特に蛍色に光る「眼」と呼ばれるものがある硯が奇岩観賞の意味でも珍重された。
他にも中国のものでは「とうが緑石硯」、「澄泥硯」、「きゅう州硯」がある。日本では赤間石や雨端石で作られている。
 
 日本の硯は勿論、古代中国から伝来されたものだが、伝来された当初は円形の円面硯だったようだ。
後に風の字の形をした「風字硯」が使用される。熊野速玉神社には国宝として奈良時代の風字硯が伝わっている。
源氏物語絵巻に描かれている硯も風字硯のようだ。
古くから伝わる絵巻物に描かれている硯の形で作者の考証などが判るのかもしれないが、そういう研究はまだ誰もしていない様子だ。
 
 この硯の全国一のコレクションが富山は井波八幡宮宮司の綿貫家のものだと聞いてもピンと来なかった。
あの国民新党の綿貫民輔氏だと知ってビックリだ。
本人自身がコレクターなのか、家伝のコレクションなのか確認しなかったので不明だが、それよりも当人が現役の神職だという事にビックリした自分がいた。
 主権者のくせに、国会議員についてほとんど知らない自分。
詳細を知らずに生命保険に入っているのと同じぐらい危ういな。
 
 先生が帰られた後に会場で軽く飲食。
依存症について軽く語らう。
 AFOのアトランティスが昨日から拡張された。
早速、シフール3PCを移動。
「ええぃ!教育してやれ!」なシナリオに予約。
なんだか濃いPCばかり予約している気がするだが気のせいか?

 川崎と蒲田界隈をカバーする「VIVA」というフリーペーパーに蒲田駅の近くに良さそうな飲み屋が載っていたので開拓に。
 池上線が終電にならなければ滅多に訪れない西口側。
駅前ロータリーを少し行ったところにある『夢酎』という店。
小汚いという蒲田のイメージからかけ離れたこぎれいでゆったりした空間。
カウンターに座り、本を読みながらひとときを愉しむ。
置いてあるお酒は焼酎がメインのようだけれども日本酒も置いてある。
頼んだのは麦チョコみたいな香りがすると聞いた麦焼酎「黒騎士」を呑んだ後、緑川の純米。
可愛い店員さんが厨房で作った突き出しやおでんを摘みながら。
梅酒も色々置いてある。そのうち梅酒も飲みにこよう。
そんな訳で開拓は成功した。
 今売りのぴあ1/26号を購入。
27ページに町田久美さんが載っている。
1/21からMOT(東京都現代美術館)の企画展示室3Fで開催されている
『MOTアニュアル2006 No Border - 「日本画」から/「日本画」へ』の紹介記事。
 日本画というジャンルが明治に作られた概念なら、日本という国家も明治に作られた概念と言えないだろうか?
日本画に対するアプローチは無意識レベルで日本をどう考え、どう捉え、どう振舞うか・・・という問題に繋がっている。
『No Border』の矛先は日本画と洋画の境界だけではないだろう・・・
 
 休日に遊びすぎた。
昨日、しっかり寝ておけば良かったのだけど、そうしなかった反動が・・・

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